岸和田だんじり祭とはどんなお祭り?喧嘩祭りって本当~?
大阪府岸和田市で
毎年9月に行われる、岸和田だんじり祭り。
実際に見に行ったことはないのですが
すごい速さで疾走したり
勢い良く方向転換するだんじりの姿は
テレビで放送されたりするので
迫力のあるお祭りだな、ということはわかります。
それと
岸和田だんじり祭というと
けんか祭り、というイメージもついているのですが
どんな由来を持ってるのか
すごく興味が出ますよね~。
岸和田だんじり祭について
動画を交えてその特徴に迫りたいと思います!
岸和田だんじり祭りについて
岸和田だんじり祭りの始まりは時の岸和田藩主岡部長泰(おかべながやす)が
元禄十六年(1703年)に行った
五穀豊穣を祈る稲荷祭が起源と言われています。
当時は狂言など
芸事が演じられるといったお祭りでした。
その後、時代とともに
お祭は豪華に、そして知名度を上げ
現在では年間約56万人ほどの人出のあるお祭りになりました。
だんじり祭りの特徴
だんじり(地車)
だんじりは、西日本各地で見られる山車の一種です。
今から想像できないのですが
江戸時代のだんじりは
貧弱なものだったそうです。
現在のような豪華なだんじりになったのは
明治以降から。
高さ約4メートル、重さ約4トン
日本史上の神話や戦記をモチーフにした彫刻が施された
大きくて立派な、総欅(けやき)造りのだんじりが登場しました。
だんじりの車輪は四輪のものが多く
大きさや形、構造などは地域によってかなり変わってきます。
だんじりに施されている
だんじり工芸もバラエティに富んでいて
それを観賞するのも、だんじり祭りの楽しみの一つですね~。
曳き手・祭りばやし
現在では
町会ごとにだんじりを所有し
お祭りになると、揃いの法被姿の曳き手たちが
だんじりを担いで街中を疾走します。
「そーりゃ!そーりゃ!」と
怒涛のように押し寄せる
曳き手の掛け声と
篠笛、太鼓、鉦(かね)の鳴り物が響き渡るのが
岸和田だんじり祭りの大きな特徴です。
やりまわし
岸和田だんじり祭りの目玉とも言われるやりまわし。
高速で走っているだんじりを
停止せずに豪快に辻を回ります。
このやりまわしは、昭和から行われるようになったそうですよ(・∀・)
「危ない><!」と
思わず目をつぶってしまいそうな瞬間ですが
本当にハラハラドキドキしますよね(^_^;)
このやりまわしを成功させるには
曳き手たちの、息のあった連携プレーがカギ。
だんじりの屋根に乗って踊りながら
だんじりの進む方向を支持する大工方
だんじりの速度やラインを決める綱元
遠心力に応じてブレーキをつける、ブレーキ担当者など
みんなの息がぴったりと合った瞬間に
やりまわしが行われます。
迫力満点ですよね~。
夜間の灯入れ曳行
本祭の夜間に行われます。
動きの激しいだんじりと違って
夜間の灯入れ曳行は、提灯を持って歩くお祭りです。
約二百個の赤い提灯が、だんじりを飾り
雅の世界を作り出します。
だんじり祭りは日本三大喧嘩祭りの一つ!
日本三大喧嘩祭りのひとつに数えられている岸和田だんじり祭り。
なぜけんか祭りと呼ばれるのかというと
昔はだんじり同士がすれ違いをしていて
その時にだんじり同士がぶつかるので
喧嘩に発展することが多かったとか。
現在では
だんじりのコースは一方通行になったので
すれ違いによる喧嘩は起こらなくなったようです。
きっと
酔っ払って喧嘩に…
ということはあるかもしれませんが
想像以上に
前よりも安全なお祭りになったのかもしれませんね~。
だんじりが激走するというダイナミックさを見せる反面
提灯やだんじり工芸の、華やかで美しい面も持ち合わせている
岸和田だんじり祭り。
このお祭りの魅力は
実際に出かけて見てみないとわからなそうですね^^
・試験曳き
9月第1日曜日(9月1日が日曜日のときは、第2日曜日)・本祭前日
・本祭
敬老の日の直前の土・日曜日
・お問い合わせ先
大阪府岸和田市観光課
電話:072-423-9486
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