消費者の日とは?世界消費者の権利の日とは違うの?
5月30日は「消費者の日」です。
なんだか堅苦しい響きのする記念日ですが
常日頃、消費者という立場にいるので
とても気になります。
それから、消費者の日について調べていたら
「世界消費者の権利の日」という記念日があることを発見。
消費者の日と、この世界消費者の権利の日
違いはあるのでしょうか。
調べてみました。
消費者の日の由来
消費者の日は、日本政府が1978年に制定した記念日。制定したのは政府だったんですね!
それもそのはず、この記念日の由来は
「消費者保護基本法」が公布・施行されたのが
1968年のこの日だからなんです。
消費者保護基本法は、その名の通り
消費活動において「消費者の利益を擁護し、権利を尊重する」
ことを目的にした法ですよね。
消費者の日にはぴったりな由来です。
消費者の日、何かイベントはあるの?
ざっと調べてみましたが消費者の日にちなんで
弁護士による講演会や勉強会など
全国各地でイベントが行われているようです。
消費はほぼ毎日のようにしていますし
金銭や個人情報などいろいろと大事なことが絡んでいますよね。
でもあまり詳しくないな、そういえば。
もし近場で何かイベントをしていたら
ちょっと顔を出してみようかと思います。
世界消費者の権利の日とは?
世界消費者の権利の日は国際消費者機構が1983年に制定した記念日で
毎年5月13日がその日にあたります。
記念日の由来は
1962年5月13日に、当時のアメリカ大統領ジョン・F・ケネディが
「消費者の利益の保護に関するアメリカ合衆国連邦議会への特別教書」を発表したことから。
消費者の利益を保護するというのは
消費者保護基本法とも共通する部分がありますよね。
消費者庁によると
ケネディが特別教書で明確化した消費者の権利は
・安全への権利
・情報を与えられる権利
・選択をする権利
・聴いてもらえる権利
という4つの権利でした。
日本では、2004年6月に消費者基本法が施行されましたが
ここには上の4つの権利に加え
・消費者に対し必要な教育の機会が提供される権利
・消費者に被害が生じた場合に適切かつ迅速な救済がなされる権利
という2つの権利が加わりました。
消費者の日も、世界消費者の権利の日も
それぞれ別々にイベントを行っていますが
世界消費者の権利の日を制定した国際消費者機構は
世界の消費者運動と連携していく姿勢を見せていますし
全く同じ、というわけではありませんが
「消費者の権利の実現」という
共通の目標に向かって活動しているというのはわかりますよね。
この記念日をきっかけに
消費者の権利について
よく考えていきたいですね。
スポンサードリンク
こちらの記事もあわせてどうぞ♪