ひな祭り 食べ物(はまぐり・菱餅・ひなあられ)の由来は?どんな意味が込められてるの?
ひな祭りには定番の食べ物がありますよね。
そして
今まであまり気にしなかったのですが
なんで定番の食べ物を食べるのでしょうか。
不思議に思いませんか?
特に私が気になってるのは
はまぐりの潮汁を食べるのはなぜ?
菱餅の色はなんであの色なの?
なんでひなあられを食べるんだろう?
ということです。
ちょっと子供みたいな疑問ですが(苦笑)
娘が大きくなって
ちゃんと教えてあげれるように
大好きなひな祭りの食べ物の由来
今からしっかり調べてみることにしました!
はまぐりの潮汁

はまぐりは昔から女の子と深い関わりがありました。
平安時代には
はまぐりの貝を合わせて遊ぶ「貝合わせ」
という遊びが流行りましたし
二枚貝はピッタリとくっついて隙間がないことから
純潔を守る女の子の意味もありました。
さらにはまぐりは
2枚の貝をつなぐ蝶番を外すと
同じ貝以外のものとはぴったり合わないことから
夫婦和合の象徴となります。
このことから
貝桶が嫁入り道具の一つになり
美しく装飾された合貝が入った貝桶は
真っ先に新郎の家に運び込まれたということです。
飾る雛人形の小道具の中にも
貝桶がありますよね~。
なるほど
はまぐりは女の子にとって
関係が深いんですね~。
お雛祭りにはまぐりのお吸い物を食べるのは
そのコが良縁に恵まれるように身を守ってとか
結婚生活がうまくいくように
という願いが込められています。
菱餅

ひな祭りに菱餅を食べるのは
中国で上巳の節句に
ゴギョウを混ぜたお餅を食べる習慣から来ています。
日本では、ゴギョウの代わりによもぎをいれて
(ゴギョウは母子草とも呼ばれ、母と子をつく
ということが忌み嫌われたためヨモギを代用したそうです)
食べられるようになりました。
そして江戸時代になると
よもぎ餅と菱の実を入れた白いもちの
2色になり、形もひし形になっていきました。
明治時代に入ってから
くちなしの実を使って餅を桃色に染め
3色の菱餅のできあがり!
なぜ緑、白、赤(桃色)にしたのか
これにはちゃんと意味があって
白 清浄、子孫繁栄(菱の実には血液を下げる効果がある)
赤 魔除け(くちなしの実には解毒作用がある)
ということなんですね。
そうなんですよ
色にも意味がありますが
ヨモギや菱の実、くちなしの実にというふうに
体にい食材にこだわってるんですね!
更に
緑は「大地」を
白は「雪」を
赤は「桃の花」を表現して
3色の重ね方によって意味が変わってきます。
たとえば下から緑・白・赤の順番だったら
雪の上は桃の花が咲いている
という意味になるんだそうですよ~。
菱餅の色や使う植物には
ちゃんと使う意味が込められてるんですね~。
春の縁起物にピッタリですよね菱餅って♪♪
ひなあられ

ひな祭りには欠かせないのがひなあられ!
このひなあられのルーツも
とてもおもしろいんですよ。
雛人形は
雛遊びから来ていますが
昔は
雛人形を持って外で遊んでいました。
今じゃとても考えられませんね!
どうやって遊んでいたかというと
自分の雛人形を持ってみんなででかけ
お雛様に春を見せていたんです(雛の国見せ)。
春のきれいな景色は
お雛様とシェア。
お雛様とピクニックといったところでしょうか。
いいですね~^^
その時の携帯食として用いられたのがひなあられ。
といっても菱餅を砕いたものを携帯していたようで
それが時代とともに、今のひなあられになりました。
あ、そうそう
ひなあられって
関東と関西では違うんですよね!
関東のひなあられは
米粒のような形をした
ふわっとした甘いモノですが
関西のは
お餅を醤油や塩で味付けした
丸いあられです。
私は
物心ついた時から
どちらもひなあられとして食べていたので
「ひなあられは甘いのもあるし
しょっぱいのもある」と思っていましたが
どちらかしか食べたことがないと
かなりびっくりするそうですね^^;
ちなみに
ひなあられにも菱餅と同じように
白、緑、赤(桃色)の色が付けられています。
中には4色いれて
四季を表すひなあられもあるそうですよ。

いかがですか?
ひな祭りの定番食べ物は
まだ他にもありますが
食べ物にはちゃんと意味が込められていて
おもしろいですよね!
季節感を考え
それから縁起を考え
なるほど
昔の人の知恵ってすごいなあ、って思います。
女の子の健やかな成長と幸せを祈る
おひな祭りにピッタリの食べ物
だから定番になったんだ、ということが
とても良くわかりました。
う~ん
今までなんとなくで食べてきたけど
これからはしっかり縁起を感じながら
食べたいと思います。
あ~、早くひな祭りこないかな(笑)
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