春分の日とはお彼岸と関係あり?なぜ年によって変わるの?
春分の日というと祝日と連想しますが
そういえば春分の日はお彼岸の時期に入りますよね?
子供の頃から春分の日には
ぼたもち食べて墓参り
というのを当たり前にしてきましたが
大人になって子供を持って
今度自分が春分の日にする立場になった時
なんでするのかがわからない
「春分の日とは」がわからない自分がいました(滝汗)
春分の日が墓参りなら
お彼岸ていったい何のため?
そして
春分の日とお彼岸て何か関係があるのでしょうか?
そもそも春分の日って何?お彼岸は?
と、今更ですが
すごく気になってきました!
それから
春分の日は毎年同じなのでしょうか
それとも変わるのでしょうか。
春分の日について気になって気になってしかたがないので
納得行くまで調べてみました♪
春分の日とは?
春分の日は二十四節気の第4番目「春分」に当たる日です。
この日は国民の祝日ですので
毎年休みになりますが
「植物をたたえ、生物をいつくしむ」ための日
と定められているんですね。
なるほど
春分の日は二十四節気からきてるんですね~。
中国では、春分の時期は
春の五穀豊穣を祈ったり先祖の霊を祀る習慣がありました。
日本では
春分の日は「春季皇霊祭」と呼ばれ
天皇、皇后、皇親の霊を祀る日としての祝日でした。
先祖の霊を祀るというのは
お彼岸にも通じるところがありますが
それではお彼岸はどこからきてるのでしょうか?
お彼岸と春分は別もの?
お彼岸は毎年春と秋にありますが春のお彼岸の日は、春分の日を軸にして前後3日
計7日間あります。
例えば3月20日が春分の日とすると
彼岸入りは3月18日
彼岸明けは3月23日となります。

このお彼岸は仏教から来ていて
お彼岸の期間中に先祖に感謝したり
悟りの境地に達するため
6つの徳(六波羅蜜)を実践する期間なんですね。
お彼岸の期間中に行われる仏事は
彼岸会(ひがんえ)と呼ばれるそうですが
これは日本独自のものということで
春分の日とは別のルーツを持っていることがわかります。
といっても
春分の日とお彼岸は全く関係ない
というわけではなく
彼岸の中日、春分の日は
太陽が真東から昇って真西に沈むことから
春分の日の太陽を礼拝し
阿弥陀様が治めているという
極楽浄土に思いを馳せる日でもあるんです。
極楽浄土に思いを馳せるということは
阿弥陀様のことを思うだけでなく
亡くなったご先祖様立ちを偲ぶという事にもなりますよね。
なので
お彼岸にお墓参りするという風習は
ここから来たのでしょうね。

春分の日は変わるの?
ところで春分の日って変わるのでしょうか?春分は二十四節気からきていて
私達がふだん使ってるカレンダー通りに動きません。
なので
春分の日は、その年によって変わる
というのが正解です♪
春分の日はどうやって決まるのかというと
地球から観た太陽が通る道(横道)と
地球の赤道を横道まで延長して(「天の赤道」)
2つの道がぶつかる点がでてきます。
そして
太陽がその点をいつ通過したかで決まります。
言葉で説明するとピンとこないかもしれませんが
図にするとこんなかんじです(クリックで拡大)。
↓↓

ちなみに
横道と天の赤道が交わるときは
2つあって、その一つが春分点で
もう一つが秋分点と呼ばれているんですね~。
そして
春分点を太陽が通過した瞬間が「春分」になります!
毎年の春分の日の計算は
国立天文台が、国会で決められた計算方法で計算しています。
その年の春分の日は
前の年の2月1日に、正式に発表されたものです。
たとえば2014年の春分の日だったら
2013年2月1日に発表されます。
なぜ毎年計算して発表するのかというと
春分の日は、地球の動きによって
変わってしまうからなんだそうです。
何十年先の春分の日も計算で出されていますが
今の地球の動き方、ということが前提になっていて
正式なものではない、ということですね。
まあ、あくまでも参考にしてください
ということでしょうか。

春分の日と彼岸について調べてきましたが
なるほど、2つともそれぞれ由来を持ってるんですね。
でも
全く関係ないということはありませんし
やっぱり先祖の霊を祀る日なんだな、と再確認。
ものすごく興味深かったです。
それから
春分の日の決め方というのも面白かったです。
春分の日ってなんだろう
彼岸とは別なんだろうか
なんて
素朴な疑問が出てこなければ調べることはなかったでしょうが
いや~
日本の文化について
知識を深めるいいきっかけになりました^^
2014年 3月21日
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