東日本大震災の被害はどのくらいだったの?地図で見る震災
2011年3月11日は
東日本大震災が発生した日です。
巨大な地震と津波によって
さまざまな被害が出ました。
あの日私は何もできず
テレビのニュース速報やネットで
ただ被害が拡大していくのを愕然として見ているだけでした...
東日本大震災による被害はどのくらいだったのでしょうか。
東日本大震災のことを忘れないために
もう一度被害について調べてみることにしました。
そして、わかりやすく
地図を使ってまとめてみました。
東日本大震災の被害状況は?
東日本大震災の被害についてどこからはじめていいのか、と迷うくらい
その被害は広範囲にわたっています。
地震と津波が発生!
東北地方太平洋沖地震は2011年3月11日14時46分18秒に発生しました。
それによる震度は以下のとおりです。

その後大規模な津波が発生しましたが
3メートルを超える大きな津波は
北海道の一部と、岩手県、宮城県、福島県、茨城県で観測されました。
その後津波は容赦なく本土を襲いますが
津波によって推進した地域は
日本地理院の地図で確認できます。
⇒こちら
東日本大震災の人的被害・建物被害について
警視庁が発表した、最近のデータ(2014年1月10日現在)によると震災で亡くなられた方は15,884人
行方不明の方は2,640人
負傷された方は6,150人ということです。
この他に未届けや未確認の情報もありますし
難を逃れて避難所で生活中に亡くなるなど
震災関連死された方は、2,600人を超えていますので
2万7千人以上の方が
被害に遭われたわけですね...
そして
難を逃れ避難された方は、一時期40万人
ということで
避難者された方も含めると
大勢の方が震災による人的被害を被りました。
人的被害は、地震や津波に襲われた地域だけでなく
北海道、東京都、埼玉県、神奈川県、新潟県など
広範囲にわたっています。
建物の被害状況ですが
震災によって全壊、半壊したり
震災後の火災によって焼失したり
床下浸水になるなど
被害を受けた住宅や建物は1千200万戸にものぼります。
建物の被害に加えて
地震の揺れ、ダムが決壊したり、地盤沈下や液状化現象で
ライフラインが断たれ
約980万世帯が停電や断水を余儀なくされました。
その他道路や鉄道といった交通路が損壊したり
津波で流されるなどの被害がありました。
こうやって震災の被害を振り返ってみると
改て震災の悲惨さを痛感します。
東日本大震災による被害総額は
16~25兆円とも言われています。
世界銀行によると、この数字は
「自然災害による経済損失額」で
世界1位ということです。
主な被災地と被害
津波と地震の影響が特に大きかった県について最新のデータを元に、被害状況をまとめてみました。
地図のピンク色で示した地域は
特に地震と津波の被害にあったところです。
被害者状況のデータは警視庁が2014年1月14日に発表したもの
停電戸数・断水戸数については、農林水産省のサイトを参考にしました。
岩手県

行方不明者 1142人
負傷者 213人
建物被害 44654戸
停電戸数 754437戸
断水戸数 約80,000戸
宮城県

行方不明者 1287人
負傷者 4148人
建物被害 497548戸
停電戸数 1379730戸
断水戸数 約310,000戸
福島県

行方不明者 207人
負傷者 182人
建物被害 264237戸
停電戸数 203207戸
断水戸数 約190,000戸
茨城県

行方不明者 1人
負傷者 712人
建物被害 235223戸
停電戸数 823404戸
断水戸数 約470,000戸
千葉県

行方不明者 2人
負傷者 258人
建物被害 67413戸
停電戸数 346489戸
断水戸数 約300,000戸
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