花粉症記念日は気象庁が制定したの?由来は?
花粉症記念日があるときいて
ちょっとびっくり。
花粉症って、記念日にするような
イベントじゃないですよね^^;
目が痒い、鼻がむずむずする
記念日どころじゃない~!
と、絶叫が聞こえてきそうですが
実は花粉症記念日
誰が制定したのか、いつ制定されたのか
というのが謎な記念日なんですよ~。
花粉症はどこから来てるのかわかりますが
花粉症記念日はいったいどこから来たのでしょうか。
ミステリーな記念日
花粉症の由来に迫ります!!
花粉症記念日の由来は気象庁から?
花粉症記念日は、3月7日といわれています。なぜ3月7日なのかというと
1993年のこの日に、気象庁が初めて花粉情報を発表した
ということを記念して制定された、というのが
ネットで有力になっている説です。
と こ ろ が
花粉症記念日と縁のある(?)
気象庁は、この説を真っ向から否定しているんです!
花粉症情報は、気象庁ではなく、環境省が発表していること
気象庁では、1993年3月7日に、花粉情報を発表した事実はない
というのが理由です。
花粉症=気候や天気と連想しやすいですが
よく考えたら、「はなこさん」は
環境省の花粉観測システムですよね。
花粉症記念日について
他に有力な説がないので
やっぱりこれは誰も制定していない記念日
という可能性が高いですね~。
花粉症、日本での歴史は?
「花粉症記念日」についてはウィキペディアにその記述があったり
花粉症記念日について書いてあるサイトもたくさんあります。
それだけ広く知れ渡っている
"なんちゃって"記念日なんですが
花粉症記念日が、ひとり歩きしてしまったのは
それだけ花粉症が日本に浸透しているからかもしれませんね。
花粉症の例が
初めて日本で報告されたのは
1961年、荒木英斉医師による
ブタクサによる花粉症のケース。
その後
スギ花粉症の第一発見者で
「花粉症の父」と呼ばれる
耳鼻咽喉科学者、齋藤洋三氏が
1964年に、スギ花粉症について論文を発表し
これが日本国内で初めての、スギ花粉症の発表と言われています。
花粉症記念日というのは嬉しくないですが
こうした
花粉症の研究や治療に貢献された人たちに
敬意を払うための記念日だったらいいですよね。
スギ花粉の調査を初めてした組織は?
気象庁がスギ花粉の調査をはじめたのではないのなら誰が始めたのでしょうか。
ウィキペディアによりますと
日本国内で初めてスギ花粉について
組織的に調査を始めたのは
国立病院機構相模原病院(1965年)だそうです。
国立病院機構相模原病院では
今でも屋上でスギ花粉の観測をしていて
独自にデータを公開しています。
その後
環境省や日本気象協会が
スギ花粉の飛散状況を調査し始め
情報を公開するようになりました。

スギ花粉症の調査も
スギ花粉の飛散情報公開についても
気象庁は全然関係ないですね^^;
でもこれで
花粉症記念日の謎が解けてスッキリしました。
どうせ制定するなら
花粉症記念日というよりは
花粉症予防デーのほうが良さそうですが
いずれにしても
記念日に関係なく
春は花粉症対策、しっかりしておかなきゃですね!
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