壬生狂言は炮烙割が見どころ!春の大念仏会の内容は?
出典
壬生狂言(みぶきょうげん)は
壬生寺で行われる芸能、無言劇のことです。
京都三大念仏狂言のひとつで
重要無形民俗文化財に指定されている、貴重な劇なんですね。
この壬生狂言ですが
節分と、春、それから秋の3回行われるんですが
特に春は大念仏会とよばれ
壬生寺の年中行事の法要として
700年間続けられているんですね。
開催期間も他の壬生狂言よりも長く
ここからはこの春の壬生狂言について
見て行きたいと思います!
あ、春の壬生狂言に行かれるんですか?
初めて行くし、壬生狂言についてあまり詳しくないから...
そうですか!
それなら壬生狂言のみどころと
春の壬生狂言はどういうふうな内容になっているのか
知りたいこと、まとめてみますね~☆
壬生狂言の見どころは?
壬生狂言は、法会の際に行われる芸能ですがこの由来が見どころになるくらいおもしろいんですよ♪
鎌倉時代、円覚(えんがく)上人の法話を聞こうと
壬生寺には何十万人という人が集まりました。
この大勢の聴衆ひとりひとりに法話を聞かせるにはどうすればいいのか。
円覚上人は、大声を張り上げる代わりに
身振り手振りでわかりやすく伝えようとしたんですね。
これが壬生狂言の始まりと言われています。
壬生狂言は
セリフを使わず、その動作で伝えようとしますが
こういう歴史があったわけなんですね~。
演じる人は無言ですが
鉦(かね)や太鼓・笛の囃子が
舞台を盛り上げます。
特に、鉦の
「ガンデン デン ガンデンデンデン」と
インパクトの有る音は、壬生狂言の特徴でもありますね~。
春の壬生狂言は
4月29日~5月5日までの7日間行われ
30目ある演目から
毎日5番ずつ(最終日は6番)演じられます。
毎日違った演目が見れるのも
壬生狂言の見どころですね~。
でも
壬生狂言の定番となっている
「炮烙割り(ほうらくわり)」は
連日初番に演じられ、人気があります。
春の壬生狂言について動画を見つけたので見てみてください^^
↓↓
最後に瓦を落とすのが
炮烙割ですね~。
すごい量ですね!
これは
2月に行われた節分会に参拝した人たちが
自分の名前と生年月日を書いて奉納した瓦なんですね。
割ることによってその人の厄を払う
という意味合いもあるんだそうです。
春の壬生狂言のスケジュールは?
壬生狂言に馴染みがなくて楽しめるのかな...と不安になりながら観に行った人が
おもしろかった♪
と笑顔で帰ってくるくらい
壬生狂言は面白いんだそうですよ。
壬生狂言の開演時間は
13:00~17:30となっていますが
1つの演目が30分程度で
いつから会場に入ってもいいんだそうです。
ただ、客席が500席で
チケットも自由席なので
はじめに入ったほうがいい席に座れそうですね。
炮烙割りは連日演じられるというのはわかりましたが
いつどの演目が行われるかは
当日にならないとわからないそうです。
これは
演じる人が専属の役者さんたちではなく
普通の会社員だったり、学校に通っている学生だったりと
一般の人なんですね。
本業の合間を縫って出演しているということなので
その都合もあるのかもしれませんね。
まあでも
どんな演目が見れるのか
直前にならないとわからない、ドキドキ感は体験できそうです♪
壬生狂言の演目一覧と
簡単な解説については
⇒こちらを参考にしてみてください。
春の壬生狂言
楽しめるといいな、と思います^^
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